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シュウチュウ

大学3年生の後期から行ったスウェーデン留学であったので、日本にいた友人は大体の人が就職活動という状況だった。
もちろん、スウェーデンでは日本の「シュウカツ」についてなんて、全く情報は来ません。しかし、mixiなどで、毎日のように更新されていた日記から、というより、日記のタイトルからですら、その大変さが伝わってきていたのを覚えている。ちょうど一年前くらいのことでしょうか。

日本の状況と比べると、スウェーデンはなんとものんびり。
「一日が長い」と常に感じていたのが懐かしい。
今は「一日は本当に短い」と感じている。

やはり、人間は環境とは切っても切り離せないものなんでしょうね。
おそらく中身はそこまで1年間で劇的には変わっていないけど、自分がいる「環境」が全く違う。
自由があり多様性があり、いわば何でもアリなスウェーデン(「留学生」という立場も加わっていたと思う。)と、みんなが一つの流れに乗っかっている日本。乗っかろうと必死になっている、という方が、正しいのかな。

大人になるにつれて思うのは、最近は「一つのことに集中できる」ようになった。
でも実際は「一つのことしか集中できなくなった」、つまり「力を分散できなくなった」とも取れる。
それは別にいいことじゃん、とも思う。
力を集中させて一点突破することは何か壁にぶち当たったときに役に立つし、「集中力」はあったほうが良い、とは一般的に言われている。
しかし、最近は以外にそうでもないのかもしれない、と思う。
集中力とは、「一つのことに絞ること」とも言えるが、誤って「一つしか見えなくなる」可能性だってある。

なんで、そんなことを思うようになったのかと言えば、最近我が家にやってきたウーパールーパーを見ていたことがきっかけである。(ちなみに名前はムーチョ。スペイン語で「たくさん、とっても」という意味です。)「動物に集中力はあるか?」ということをぼんやりと考えていたからだ。

一つに何かものごとを絞ることは、効率を上げるし、形になりやすい。しかし、世の中は、世界は一つのものだけが存在するわけではない。生物の種類だって何百万種~何千万種、それ以上といわれているし、その一種一種の中にも多様性があり・・・、そしてそれらは日々刻々と変化しており・・・と考えると、果てしない。

つまり、周りとの関係性の中での働きが「生きている」ということであるはず。
しかし、人はいつしか「何かに集中すること」を知る。発明家は、そのものごとに人一倍集中して取り組んだ人々たち。
そしていつしか人は周りを壊しながら自分を確立された存在としてみたがるようになる。
人間が人間に集中した。その結果が、今日の環境問題であり、社会問題であり、、、、と考えることができないだろうか。

Zeitgeistだったかどこかに、
「メディアの力によって人は馬鹿になっている。」
「操作している側の人間は、大衆が賢くなるのを好まない。」
とういような内容が描かれていた。(少なくとも俺はそう理解した。)

自分たちのエネルギーは、色々な情報によって、様々な点に集中させられている。
ファッション業界(というかメディア)が今年は○○が流行ると言われれば、その流れにのろうとエネルギーを使い、
○○が健康に良いと、有名な人が宣伝すれば、たちまち広まる。
高校受験、大学受験、就職活動、、、、
その大きいが狭い「枠」の中で、人々はああでもないこおでもないと情報に左右されながらどこに集中して力を使うか、に悪戦苦闘している。
その「枠」からはずれるものを嫌うのが日本社会で、世の中ではないか。

帰国してもう3ヶ月が経つ。
可能性は多いが、どこに的を絞ってやっていくか。その選択肢の多さに悩む。


けれど、ウーパールーパーから学ぶなら、
あえて的など絞る必要は無いのかもしれない。


しかし、実際ウーパールーパーはなんとも不思議な生き物だ。





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.20 2010 Diary comment2 trackback0

comment

本当につい最近、"一つのことに絞る"という事について考えてた。
ちょっととほりの言ってることとは違うかもだけど。

目標とか達成ポイントとか、目指すところを一つに絞って集中的に何かをすることって、
効率的だし、わかりやすいよね。
卒論にしろ、面接にしろ、自分が考えていることを相手に理論だてて伝えて理解してもらうってときには、
目標を絞って、それへの一番の近道を、(相手も納得する)理屈を使って説明する、って事が必要。

でも、それを人間の人生にもあてはめていいのかな。。
そんな簡単に行かないのが人間じゃないんかなぁ。
一つのことに集中するためには多かれ少なかれ切らなきゃいけない部分がどうしても出てくる(らしい)じゃん。
そんな簡単にばっさり切り落とせないし、
切り落としたものがいいものか…っていうと、それも怪しい気がする。

卒論や進路…わたしは長期的な視点を持ったうえで物事を一つのレールに乗せて、それに対して一番の近道を探すことがどうも苦手みたい。
"ストレートであること"が重視される日本社会にはあまり向かないかもな。。
んでもってあたしそんな集中することがいい事とは思えないんだよなー。
学者には向かねーな、こりゃ。

なんてね。
2010.12.13 17:33 | URL | FW #eqZrQZHI [edit]
ありがとうございます。
本当に、学問という道で生きていく人にとっては、ずっと付いて回る思考ループかと思います。

どんなもので「切る」か、ということに関して言えば、人は色々な「刀」を持っているはずです。(武士道だけにね)
その刀で対象となる「木」を切った場合の「切り口」が違ってきます。

自分の「刀」を語る場合には、その「切り口」で語るしかない。
「いい刀持っているだろー」
ではなく、この刀を使うと、「こんな切り口になります」というのが人に伝えるときのアウトプットだと考えています。
学問を例にたとえれば、○○大学(もしくは○○学者)という「刀」をもって、切ったその「切り口」が論文である。

良い刀であればあれほど鋭い「切り口」がつくれる。
切り口が鋭くなればなるほど良い「刀」を手に入れることができる。
切らなければ意味が無い。刀を持っているなら切らなければ意味が無い。切れない刀も意味が無い。切れ味が悪い刀はしょぼい刀である。

学問とは、世間とは、このような刀を持った人々しか受け付けない。
平手で挑む人は、刀には結局勝てない。
イメージとしては刀には銘柄があり、その銘柄が、「○○大学」、「○○会社」であったり、「年収○千万円」であったり、「内閣総理大臣」であったり。

自分が切りたいと思う「木」に対して、どのような「刀」を持つか。
二刀流で切れるやつもいれば、5つ刀を持ってしまって互いの刀が邪魔をしてしまい、結局「木」が切れない人もいる。

切れ味が良いと評判の良い「刀」を選びたがる就活生いる。
現在の世の中の状況は、「木」を選ばずに、できるだけどれでも切れる「刀」を選ぶ傾向とでも言えるのではないでしょうか。
自分が切りたい「木」がわからないから、とりあえず良い「刀」を持つ。
これは、なんだかよくわからないけど、TOEICを頑張って高得点目指す学生とも見える。

どの「木」を選び、どの「刀」を選ぶのか。



> 本当につい最近、"一つのことに絞る"という事について考えてた。
> ちょっととほりの言ってることとは違うかもだけど。
>
> 目標とか達成ポイントとか、目指すところを一つに絞って集中的に何かをすることって、
> 効率的だし、わかりやすいよね。
> 卒論にしろ、面接にしろ、自分が考えていることを相手に理論だてて伝えて理解してもらうってときには、
> 目標を絞って、それへの一番の近道を、(相手も納得する)理屈を使って説明する、って事が必要。
>
> でも、それを人間の人生にもあてはめていいのかな。。
> そんな簡単に行かないのが人間じゃないんかなぁ。
> 一つのことに集中するためには多かれ少なかれ切らなきゃいけない部分がどうしても出てくる(らしい)じゃん。
> そんな簡単にばっさり切り落とせないし、
> 切り落としたものがいいものか…っていうと、それも怪しい気がする。
>
> 卒論や進路…わたしは長期的な視点を持ったうえで物事を一つのレールに乗せて、それに対して一番の近道を探すことがどうも苦手みたい。
> "ストレートであること"が重視される日本社会にはあまり向かないかもな。。
> んでもってあたしそんな集中することがいい事とは思えないんだよなー。
> 学者には向かねーな、こりゃ。
>
> なんてね。
2010.12.14 07:58 | URL | littlehawk #- [edit]

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Author:littlehawk
スウェーデン・イェーテボリ大学留学後、本格的に海外展開したいと考えています。

旅の記録・日々感じたこと・勉強していること・イベント告知・・・ジャンルはごちゃ混ぜです。

留学全般、特にスウェーデン、北欧諸国についてのご相談、英語学習についてのご相談など何でも気軽にコメントを下さい。

Hello, hej, hola!
I'm a student in Tokyo, Japan.
This blog is used as a place to express my daily thoughts, about my academic studies, and about my travel experiences to Europe(19 countries)/Asia/Africa/America, etc. Recently, I try to write what I've experienced in Gothenburg/Göteborg, Sweden, where I was studying for one year, 2009-2010.

My interests:
Sustainable development issues, complementary currencies, community currencies, eco-village projects
My hobbies:
camping, cycling, and other outdoor activities, paying football
Places I've been:
Sweden, Norway, Denmark, Iceland, UK, Ireland, France, Germany, Spain, Italy, Poland, Czech, Slovakia, Hungary, Romania, Bulgaria, Turkey, Estonia, Kenya, India, United Arab Emirates, Oman, Thailand, Korea, China
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