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脱ケータイ 依存実感

2010年10月21日(木)朝日新聞(朝刊) 生活29面 「脱ケータイ 依存実感」という記事があったので、久しぶりにBLOGのねたにしてみようかな。

スウェーデンでは第二の規模の都市、ヨーテボリに留学していた。第二の都市と言っても人口50万人という、日本にあったら中小規模都市だ。向こうでの生活は、基本的には留学生、現地学生という比較的狭い範囲での交流であった。それでも一年間で約300人くらいと交流を持っていた。そこでのコミュニケーションの手段の一つに、確かにケータイは使っていたが、日本での使い方とは異なり、プリペイド式で2か月で1000円使うか使わないか、といった程度の出費だった。待ち合わせ場所で会えなかったときの緊急用、もしくは突然呼び出したいときなどにしか使っていなかった。そのような緊急用手段として、たしかにこんなに便利なものはない。しかし、この経験を通して感じたことは、これまでの自分がどれほど無駄な機能に時間を使ったり、必要以上なメール・電話をしてきたか、という気付きだった。平気で月1万円を越す携帯料金、2年ほど経つと「買い換えなきゃ」と思ってしまう消費者心理、どれもこれもがおかしく思えた。

だから日本に帰ったら、「どれくらいケータイはを買わずに生活を続けられるか?」ということを試してみようと決めた。留学に出発する際に、丁度日本のケータイは解約していたので、挑戦することに決めた。
結果から言えば、ケータイを買わずに生活できたのは、約3週間だった。たったの3週間。

ケータイの無い生活で実感することは、いくつかあった。
①とっさに行き場所、電車の乗り換え案内検索ができないので、人に聞くなどしていた。このような知らない人に何かを聞くために話しかける機会が増えた。(同時に、親切な人も多いんだな、と実感することが多々あった。)
②以前は、暇になるとすぐケータイに手を伸ばしていた気がするが、そのような習慣がなくなった。
③人との待ち合わせの際の不便さを実感した。しかし、逆に、「ケータイが無いからしょうがない」という心の余裕を持てる
④周りの友達から「(ケータイを持っていないことが)迷惑だ」と言われることが多々あった。突発的に誘いづらい、連絡がとれない、など様々な友達からの苦情を受けた。

私としては、一番ショックだったのは最後の④の点であった。だから、3週間という期間で脱ケータイを断念して、購入してしまった。

たった三週間足らずであったが、現代日本の友達付き合い・人付き合いの絶対的ベースにケータイがあると、強く実感した。もちろん、「みんなが使っているから」便利なのがケータイであるし、私は現代文明に反対なのではないが、問題は使う側の人間にあると思う。全員がケータイを持ち、当然のように使っているこの現代日本の状況は、決して当たり前ではない。世界に目を向ければ、ケータイなんて持ってない人もいる、日本にだって使わない人もいる、世界には持てない人もいる。

私が怖いと思っているのは、人々が「当たり前だ」と感じて現代社会を生きていることだ。(これは、もちろん自分も含めて)そして、これはケータイに限ったことではない。異常なまでの就職活動、日本の自殺者3万人、、、挙げればきりがないが、我々が「当然だ」と受け流して生活していること、それが実は当たり前ではない世界・世の中が実はどこかにある。色々な社会・世の中を見れた留学は、そういう意味で自分の糧になっているのかもしれない。

当たり前だと思っているうちには、人間は成長しない。何かに疑問をもち、立ち止まり、方向を変えようとすることで成長すると信じている。

ふと電車の中で顔を上げると、全員が携帯画面を見ている、この異常さを異常と感じられぬことこそが問題ではないか。

.21 2010 Diary comment1 trackback0

帰国

しばらく更新をしていませんでした。

なぜならこの間に、

6月~南スウェーデンを自転車&キャンプの旅~16日間

7月~東ヨーロッパの旅(スウェーデン⇒ポーランド⇒チェコ⇒スロバキア⇒ハンガリー⇒ルーマニア⇒ブルガリア⇒トルコ)~29日間

ほぼぶっ続けで2ヶ月間の旅に出ていたからです。

そして7月末に日本に帰国しました。

予定ではこの留学は10ヶ月で終えるつもりだったんですが、結局延びに延びて12ヶ月のスウェーデン留学でした。

この1年が実現できたことに対する感謝、サポートしてくれた人への感謝、出会った人への感謝を日本でも忘れずに、この先に生かして生きたいです。

じゃぁ実際この留学で何を学んだのか?

一つ挙げるとするならば、

当たり前だと思っていたことが、実は何で当たり前なんだ?おかしいんじゃないか?そういう疑問をもつこと。
それは新しい環境で一人で暮らして、新しい人と出会ったことによって、広がった結果でしょう。

ではスウェーデンという環境とは?
やりたいことをやれる。急がず、ゆっくりとでもいいからやりたいことをやればいいじゃないか、そんな雰囲気が社会にあると感じました。だから、高校卒業後、大学行かずに、仕事したり旅でたり、その後、大学に戻ってきたり。自由度が高い。逆に、緊張感はあんまりなかったり、ゆったりとしすぎていたり。だから、スウェーデンとは全く違った社会である日本に帰ってきて思うのは、スウェーデンの精神の良い面、日本にかけていた面を、どう日本で見出していくか。

そして、ほとんどの当たり前なことって、人が作り上げたもの。そこには誰か得する側の人間がいて、損をする側の人間がいる。自分の中でのテーマは「環境」と「経済」です。当たり前のように、生産し、消費し、を繰り返してゆく、そんなライフスタイルをどうにか変えたい。だって環境を破壊することは、すなはちいずれは、自分自身を破壊することだと思いますから。だって環境なしには生きてゆけないじゃない。そしてそのカギは経済・金にあると考えています。結局、現代の都市での生活はすべてお金に関係している。けど、人生カネじゃない。お金という誰もが使うものを変えることで、環境を守れるのではないか。という興味が今は強い。

という帰国3日後のつぶやきでした。
.01 2010 Diary comment3 trackback0

収束

お久しぶりです。

ついにスウェーデンでの大学生活も残り1週間となりました。ほとんど大学か図書館かで勉強に費やしてしまっている最近ですが、ようやく形に残せるものを達成しました。

持続可能な未来のためにヨーテボリはどのような計画を立てて発展していくべきか?

という問いについて考え続けた約2ヶ月も終わりに近づき、その一つの成果としてレポートを発行します。

こちらがそのレポート”The River City 2050”です。



是非、読んでみてください。(ダウンロードも可能)

またこれについてはゆっくりと時間があるときにでも書きたいと思います。

.28 2010 Study in Sweden comment2 trackback0

CHERRY

スウェーデンも桜が満開です。
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.06 2010 Photo comment0 trackback0

Inti Illimani

ヨーテボリで行われた、インティ・イリマニのコンサートに行ってきました。

曲も聴いたことなければ、名前も知らないグループでしたが、スペインの友人の強い強い勧めでコンサートまで足を運んでみました。


すごい。

インティ・イリマニ(Inti Illimani)は、1967年にチリで結成されたラテンアメリカのフォルクローレ・ミュージック グループであり、歌を通した社会革命運動を代表するグループ。



終始スペイン語だったので全く歌詞は理解できませんでした。
しかし、言葉はわからなくとも、とにかくものすごい強烈な「パワー」を感じた3時間でした。

何がすごいって、8人のメンバーが全員歌い、かつ、一人で5~10もの楽器を演奏する。
サックスとフルートを同時に持ったかと思ったら、歌いだし、突然後ろに下がり、ドラムを叩きだす。
メインボーカルかと思ったら、マラカスを振り出し、ずっとドラムを叩いていたかと思ったら、突然美しい声で歌いだす。
舞台の上は流動的かつ、すべてが「自由」すぎる。
まるで、日常の何気ないしぐさであるかのように、8人が動き・歌い・演奏する。

結成40年以上ともなると、こんな演奏ができるのか。
(メンバー内には親子もいるみたいです)

はじめは静かだったクラッシック音楽ホールが、最後には観客総立ち、拍手喝采、踊りだす人さえいました。


〈Samba Landó〉

そして、面白かったのは、ヨーテボリ中のラテン系住民が集まっていたんじゃないかというくらいヨータ広場は「スパニッシュ」化してました。


Inti Illimani。しばらく頭から離れなさそうです。

メンバーの一人がはじまりにスペイン語なまりの英語で言った一言。

”Music belongs to us.”


公式サイト(英語)はコチラ
.02 2010 Video comment0 trackback0
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プロフィール

littlehawk

Author:littlehawk
スウェーデン・イェーテボリ大学留学後、本格的に海外展開したいと考えています。

旅の記録・日々感じたこと・勉強していること・イベント告知・・・ジャンルはごちゃ混ぜです。

留学全般、特にスウェーデン、北欧諸国についてのご相談、英語学習についてのご相談など何でも気軽にコメントを下さい。

Hello, hej, hola!
I'm a student in Tokyo, Japan.
This blog is used as a place to express my daily thoughts, about my academic studies, and about my travel experiences to Europe(19 countries)/Asia/Africa/America, etc. Recently, I try to write what I've experienced in Gothenburg/Göteborg, Sweden, where I was studying for one year, 2009-2010.

My interests:
Sustainable development issues, complementary currencies, community currencies, eco-village projects
My hobbies:
camping, cycling, and other outdoor activities, paying football
Places I've been:
Sweden, Norway, Denmark, Iceland, UK, Ireland, France, Germany, Spain, Italy, Poland, Czech, Slovakia, Hungary, Romania, Bulgaria, Turkey, Estonia, Kenya, India, United Arab Emirates, Oman, Thailand, Korea, China
Languages: trying to learn Swedish, Spanish, Chinese

I'm trying to update this blog in both languages Japanese and English!
Plz contact me:)

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